まがいなりにも就活をしてじぶんが学んだこと

 最初で最後のシューカツでした。もう少しがんばれたような気がしつつ、がんばった結果が今のような気もしている。とにもかくにも進路を決めたので、あとは然るべき場所でどうしていくかが大切だよねーって自分に言い聞かせてます。

 就活の体験談を、誰かにむけてエラそうに伝えたいわけではなくて、自分のために書きました。あくまでも個人的な経験則です。

 

1.じぶんの言葉で話す

 ほんとうに、じぶんをPRするための最大のトピックがバイトリーダーなら、それでいいんだよね。自己PRでバイトリーダーのことを話すのが、よく聞く話だとしても。ただ、なにを話そうか考えすぎるあまりに、じつは思ってもないことも(知らないあいだに)話してしまうことって、結構ある。そういうときって相手に伝わってないことが多い気がしました。考えるのは大事でも、考えがひとり歩きしてないかどうかを何回も確認したシューカツだった。

 

2.状態に満足しない、状態を説明しない

 「◯◯をしました」って話は、あんまり意味がないようです。よくよく考えるとあたりまえだけど、「大学受験のために予備校に入りました!すごいでしょ!」と言ってるのと近い。予備校に入ってからが大事なんだぜ…というのは受験だとよくわかるんだけど就活では気づくのに時間がかかった。

 ◯◯をしたあとで、「なにがどうなったのか」がすっごく大事なんだけど、これなかなか気づかないよ…。言われるのはかんたんだけど、けっこう難しい。

 「◯◯をしたこと」についての行動力自体を評価してくれる企業も、もちろんある。でも、みんなが行きたいなあと思うような企業は、「◯◯をしたあとで、どうなったのか」を評価する企業のほうが、きっと多い。

 

3.大きい企業のほうがいい

 これには理由が2つある。

 1つ目は、「手に職がない」んだったら大きい企業のほうがいいと思ってます。転職を考えようとなったときに、エンジニアは能力で評価してもらえるだろうけど、そうじゃない人は前職の企業で評価されやすいはず。転職したことないけど。まわりの大人はよくそう言ってた。自分もそうだと思ってる。

 ふたつめ。新卒での就職活動って、最初で最後なんだよね。みんなが足並みを揃えて会社に入るっていうのはこれっきりだ。だから”同期”ができるのも新卒だけ。わからないけど、同期って特別な存在なんだろうと思う。同期は多いほうがいいんだろう。これも、まわりの大人から聞いた話ではあるけど、そうだよねえと思う。

 

4.できる努力はする

 OB訪問をあまりしなかった。仲のよくない先輩に就活のときだけ話を聞きにいくのがいやだった。就活になった途端、尻尾をふって話を聞きに行くなんて、都合のいいやつみたいだ。でも、できる努力ならすべき。できる努力もしないで結果に文句は言えない。

 

5.ほんとは、だれと働くかがけっこうだいじ

 就活でこれをやるのは無理なんだけど、なにをするかよりだれと働くかが大事。やりたいことばかりできるわけでないし、この人たちのために頑張りたいかどうかのほうがなにに対してもがんばれる。

 大学生ながら、ある企業で長いことお手伝いをさせてもらっている。ある程度の期間を一緒に仕事すれば、どんな人かがわかるけど、面接ではむずかしい。その企業には行かないけど、「一緒に働きたかったー!はあ。」とはいつも思ってる。長いこと手伝うことができるのも、この人たちのために頑張りたい!って気持ちが大きい。

 


 3つ目の「大きい企業のほうがいい」をのぞけば、あとは何にも通じることで、就活のためにすることってあまりないような気がしています。あらゆることを考えるきっかけをくれた、いい時期だった、と思う。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」じゃないけど、就活のことも少しずつ忘れてきてる。大変だったのに、そんなに大変じゃなかったような気さえする。

 就活うんぬんの前に、そもそも大学生で、大学生としていられるのもあと9ヶ月ぐらい。おそろしく早く過ぎていく気しかしない。