カメラの話をしながら、「さいごに決めるのはじぶんだよね」って話がしたい

 「一眼レフカメラがほしい!私もう決めた!買う!」と思ったのは、1年近く前のことで、いまはCanonの一眼レフカメラを持ってる。

 どんなカメラを買おうかな。ボケのきれいな写真が撮れるカメラがいいかな。あんまり重いカメラは持ち運ばなそうだから、ミラーレスにしようか。…なんて思いを巡らせた。欲しいものを買う前ってすごい楽しい。楽しい。

 カメラを買うのははじめてで、後悔なんてしたくない。高い買いものだもの。価格コム見たり、ブログ見たり、カメラ持ってる人に相談したりする。「ねぇ今度、カメラ買おうと思うんだけどさぁ……」


「どのカメラにしよう」を考えるなかで、あたりまえだけど気づきにくい2つのことを見つけた。

 ひとつは、誰が見てもいちばんのカメラなんてないこと。いいカメラを買おうとすれば、それは価格が高くなる。使える機能が増えて、使える機能が増えるってことは操作がむずかしいかもしれない。でも、画質はずば抜けていいかも。
安いカメラを買えば、価格は安くて、もうひとつ新しいレンズを買えるかもしれない。でも、物足りなくなって、すぐに「もうちょっといいカメラ」が欲しくなることもある。
いちばんいいカメラなんてない。「AでもあるけどBでもある」のなかで、どれが自分にとって大切かを確かめながら、とのカメラにするかを考えた。
 もうひとつは、すすめられるカメラのほとんどはその人が使ってるカメラということ。Canonのカメラを使ってる人はCanonをすすめる。Nikonの人はNikonPENTAXの人はPENTAXOLYMPUSの人はOLYMPUSFUJIFILMの人は…(以下略


 選ぶカメラを間違えることで死んじゃうことは、ぜっったいにないけど、こんな些細なことであってもじぶんで決めなくちゃいけない。
 いちばんのカメラはないし、相談した人は、それぞれのまったく違う意見をくれる。きっと、CanonでもいいしNikonでもいい。カメラの、どの要素が自分にとって大切かを確かめて決めるしかない。すごい熱量で、どのカメラを買うか調べたけど、最後はやっぱり直感も含めて、自分で決める。

 けっきょく、Canonのカメラを買った。EOS 60D。ながく楽しめるようにミドルクラスのものにした。かつ、EOS 70Dが出るまえで価格が安かったのも決め手だ。Nikonのほうが画質がよくて、コスパもよくて…なんて話も聞いたけど、持ってみてしっくりきたのがCanonだった。
 レンズは(レンズについても、これはもう相当に悩んだ)、SIGMA 30mm F1.4 DC HSMにした。ボケのきれいな写真が撮りたかったし、30mm(35mm判換算で48mm相当 *1 )だったら、ある程度なんでも撮れるかなって。もちろん、すごくいい買いものをしたと思ってる!写真たのしいよ。

 カメラの話をするようで、なんでもかんでも「さいごは自分で決める」、あたりまえだけどむずかしいことだよねって話でした。以上です。

*1:Canonの場合。